# ルートコンポーネントにプロパティを渡す

コンポーネントで $route を使うとコンポーネントとルートの間に密結合が生まれ、コンポーネントが特定の URL でしか使用できないなど柔軟性が制限されます。

コンポーネントをルーターから分離するために props オプションを使います:

$route に結合

const User = {
  template: '<div>User {{ $route.params.id }}</div>'
}
const router = new VueRouter({
  routes: [{ path: '/user/:id', component: User }]
})

props による分離

const User = {
  props: ['id'],
  template: '<div>User {{ id }}</div>'
}
const router = new VueRouter({
  routes: [
    { path: '/user/:id', component: User, props: true },

    // 名前付きビューによるルートに対しては、名前付きビューごとに `props` オプションを定義しなければなりません:
    {
      path: '/user/:id',
      components: { default: User, sidebar: Sidebar },
      props: { default: true, sidebar: false }
    }
  ]
})

これにより、コンポーネントをどこからでも使用できるようになり、コンポーネントの再利用とテストが容易になります。

# Boolean モード

propstrue に設定すると、route.params がコンポーネントのプロパティとして設定されます。

# Object モード

props がオブジェクトの場合、これはコンポーネントプロパティとしてそのまま設定されます。プロパティが静的なときに便利です。

const router = new VueRouter({
  routes: [
    {
      path: '/promotion/from-newsletter',
      component: Promotion,
      props: { newsletterPopup: false }
    }
  ]
})

# Function モード

プロパティを返す関数を作成することができます。これにより、パラメータを他のタイプにキャストし、静的な値をルートベースの値などと組み合わせることができます。

const router = new VueRouter({
  routes: [
    {
      path: '/search',
      component: SearchUser,
      props: route => ({ query: route.query.q })
    }
  ]
})

URL /search?q=vue{query: 'vue'} をプロパティとして SearchUser コンポーネントに渡します。

ルート変更時にのみ評価されるため、props 関数はステートレスにしてください。プロパティを定義するために状態を必要とする場合はラッパーコンポーネントを使用してください。その方法で vue は状態変更に対応することができます。

高度な使い方については、example (opens new window)を参照してください。